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ソーラーパネルのケーブルは紫外線でも劣化が生じます

太陽光発電システムは太陽光を利用したもの、ソーラーパネルは発電システムの心臓とも言える装置です。

ソーラーパネルで発電した電気は、ケーブルを利用して接続箱と呼ぶ装置に送電が行われ、接続箱内部ではそれぞれのソーラーパネルからの電力を直列で接続、それをパワーコンディショナーに送り込んでAC電源に変換する仕組みを持ちます。ソーラーパネルの設置台数が多くなるほど、発電量も大きくなりますが、送電するケーブルは紫外線からの劣化が起こりやすいため注意が必要です。紫外線からのダメージはケーブルの被覆と呼ぶ外側の塩化ビニールを劣化させてしまいます。

劣化したまま使用を続けていると、内部の導線がむき出しになる、もしくは強烈な紫外線により被覆に亀裂が生じてしまい、そこから雨が入るとショートを引き起こす可能性もあります。同線に水滴が生じてショートを起こすと、ソーラーパネルやパワーコンディショナーの故障に繋がることもあります。地球上に降り注ぐ紫外線の量はオゾン層の破壊により多くなってると言われており、耐候性が高いケーブルを使う事も大切ですが、定期的に設備のチェックを行い、必要に応じたメンテナンスを行うことがショートによる設備故障を防止することに繋がります。

また、損傷しているケーブルは一時的にビニールテープを巻くなどしてショートの防止を行うなども大切です。紫外線による被害は様々な個所で起こる可能性があるので保守を心掛けるようにしましょう。

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