結束バンドは、配線等をまとめる際などに利用されますが、結束しなければならない箇所が多い場合は、専用の結束工具を使うことで作業効率をアップさせることが可能です。
この結束工具には、簡易的なものから本格的なものまでさまざまあり、用途に応じて選ぶことが出来ます。最も簡易的タイプのものは、締付強度を調節する機能はありませんが、値段が安いというメリットがありますし、比較的結束する個所が少ない場合に向いていると言えるでしょう。そして締付強度が設定出来るものは、より効率を向上させることが出来ますし、特に空気式のものは作業を行う際の疲労を軽減することが可能です。
また、締付強度が設定出来るタイプのものは、効率を上げられるだけでなく、適切な締付力によって結束バンドを取り付けることが可能なので、作業のバラつきを無くすことにも役立ちます。そして結束工具には全自動タイプのものあり、さらに効率のアップが期待できます。結束バンドは、手で作業しようとすると1本あたり5～10秒程度の時間が必要になると言われていますが、全自動タイプであれば1秒程度で済ませることが可能です。
もちろん、全自動タイプは導入コストがかかってしまうため、結束バンドの単価が高くなってしまうという難点があります。しかし、飛躍的な効率の向上により、作業時間やそれにかかる人件費を大幅に抑えることが出来るので、トータルで考えると、手で行う場合と比べてコストを下げることも可能になると言えるでしょう。