lanケーブルが対応する通信速度はカテゴリーによって知ることができます。
外部被覆のCATと略して書かれている横にある数字で確認することが可能です。通信速度は規格によって分類されていて10BASE-Tは10Mbpsに対応します。lanケーブルもカテゴリーによって分類されます。通信環境を構築する時には、これらの規格を確認して選ぶことで無駄やトラブルを減らすことができます。基本となるのは接続する通信機器の通信速度がどの程度かによって決まります。
もし、通信速度に違いがある場合には、遅い方を基準として検討するとコストを抑えることができます。どれだけカテゴリーの高いものを選んでも信号を出す通信機器が遅ければそれ以上の速度になることはありません。10Mbpsに対応するカテゴリーはCAT3になります。現在では多くの通信が行われるようになり、高速な環境が求まられていることから1000Mbps程度の通信速度が必要とされています。
1000BASE-Tに対応するlanケーブルは、カテゴリー5E以上です。この通信速度であれば動画をやり取りするのに支障ないネット環境を構築することができます。今後は動画の利用が増えていくことが予想されるので、これぐらいの通信速度には対応する必要があります。利用している通信機器の一部で通信速度が遅い場合でも、今後のシステム更新を考えてカテゴリー5E以上を使っておいた方が安心です。