結束バンドを活用するシーンは様々と存在しますが、屋内外を問わずに活用される特徴があります。
例えばケーブルなどを束ねておく使用方法の他に、配管などを固定支持する上で用いられることも多いです。もっとも屋外で結束バンドを使用する場合には、固定支持を目的として使用されることが一般的に行われます。屋外で固定支持を目的に使用された場合、最初は問題なく支持されているのに、時間の経過とともに劣化してそれが外れてしまう症状を目撃することがあります。
劣化の一番の原因は、太陽光に含まれる紫外線の存在があります。紫外線の照射を受け続けると結束バンドを構成する素材が劣化してしまうことになり、ナイロンやポリプレンなどの物質では確実的に劣化に至ります。まず硬化して、その後にボロボロになり朽ちてしまうパターンが多いです。当然に屋外使用を想定して製造された結束バンドも存在し、それを利用すると紫外線対策の処理を施しているため、長寿命を実現します。一般的なナイロンやポリプレンの素材に関しては、紫外線が当たる屋外であれば1~2年程度で劣化してしまう特徴があります。
しかし対候性のナイロン・ポリプレンであれば10年前後の寿命が想定され、長期にわたってその性能を維持することができるメリットが存在します。もっとも20~30年単位の長寿命を実現したい場合には、ステンレスタイプの結束バンドを使用することがおすすめとなります。状況によって長期間の維持を必要とする場合には率先して、それを活用して長寿命を実現すると良いです。